
東京都町田市にある薬師池公園へ、大賀ハス(おおがはす)を見に出かけた。
大賀ハスとは、昭和26年、千葉の遺跡から大賀博士がハスの種を採取し、見事開花させたハスのことである。
種は約2000年以上も前のものであることが、分析の結果確かめられた。
「古代のハス」として、当時は世界中に打電されたとのこと。
このハスの子孫が日本各地、さらに世界各地に配られ、栽培されるようになった。
今では各地に「大賀ハス田」が出来ている。
ハスは午前中で花が閉じてしまうということなので、朝7時頃家を出た。
40分ほどで現地到着。駐車料金、入場料も無料なのがいい。
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ハスがこんなに背が高くなるものだとは思わなかった。
葉っぱはサトイモの葉にも似て、水をはじく。
そして花も予想より大きいと感じた。
濃い緑の葉の中で、この花の鮮やかなピンク色と形は凛とした空気をかもしだしている。
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実際はもっと花があるのかなと思ったが、意外に少ない感じがした。
撮影対象となる花の条件となるとなかなか厳しいものがある。
花の開花状態、花との距離など、、。
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つぼみ、開花直前の状態も結構画になる。
つぼみはちょうど手のひらを合わせた形にも見える。
開花直前の様子は、ガラスのグラスのようである。
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葉っぱの下で咲くものもある。
花びらの花脈の美しさも、この花の特徴でもある。
ピンク色の濃淡に対して、真ん中にあるめしべの黄色がコントラストを与えている。
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花の位置が目線と同じかやや上になるのが多く、やや下方からの撮影になってしまうが、
それが逆光気味になるため、鮮やかさが増す感じである。
撮影中、蜂がやってきたので、思わずシャッターを切った。
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当日は曇り空であったが、時折日が射す状態で、そういう時はまた違った表情となる。
16.は私の中ではこの日のベスト・ショットと思っている。
数少ない上からのショット。お釈迦様の花というイメージが強いが、昔の人が極楽浄土に咲く花として
この花を選んだのも何となく分かるような気がする。
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花後の状態。まさしく水遣りに使う「じょうろ」そのものである。
この部分に種が出来る。
わざわざ遠くまで行かなくとも、身近な所にもまだまだ隠れた名所ってあるものだと思った半日であった。
主要機材:EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM EF300mm F4L IS USM
テーマ:花の写真 - ジャンル:写真
- 2011/08/02(火) 22:59:21|
- 町田市薬師池公園
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